1980年代が終わろうとしてベルリンの壁崩壊が伝えられていた時、僕はカナダのロッキー山脈のふもとアルバータ州の高校に通っていました。「FUNKバンドをつくる」という夢をぼんやりと抱いていました。〝FUNK〟といっても、そのとき僕がイメージしていたのは、いまから思えば「ゴーゴー」のようなもの、もしくは最近になって僕らが「ドスコイファンク」と批判的に呼んでいるようなサウンドでした。

 問題はメンバーです。その小さな村でたった一人「ベースを持っているらしい」という奴がいて、彼はたまにしか学校に来ないので、家まで訪ねていきました。しかし、さすが外国だけあって、彼は目が完全に血走っていて「こりゃあダメだ」と思いました。もう一人、「ギターを弾きたいので楽譜の読み方を教えてくれないか」と言ってきた奴が居ました。家に行くと、どうやら弾きたい曲は「見つめていたい(ポリス)」のイントロでした。「それぜんぶ8分音符やん!」と思わずツッコミました。これが弾けないようではFUNKバンドは絶望的と諦めました。
 そんなことで、バンド結成はうまくいかないまま月日が過ぎていきました。そのとき僕が考えていたのは、(恥ずかしいのですが)Was (Not Was)の「Walk The Dinosaur」という曲や、James Brownの「She Looks All Types A' Good」という曲でした。いまから考えると、まったく違う方向になってしまったのだと思います。

 大学に入ってからはトランペットの猛練習(のつもり)をする傍ら、「FUNKバンドをつくる!」というのは忘れていませんでした。1991年の12月頃だったと記憶しているのですが、大阪ブルーノート(現ビルボードライブ)にMaceo Parker(JB Hornsという名前だったかも知れない)を聴きにいきました。1stステージが終わると、Fred Wesley御大と、ギタリストのRodney Jonesが、なんと僕たちの横のテーブルで夕食をとりはじめました。「僕たちバンドを結成しようとしているんです」と言いました。「どんなバンドや」「Funkです」「名前はなんや」「名前はまだないんです、、、名前をつけてください」というような会話をしました。Fred Wesleyの英語が聴きとりにくくて焦りました。アラバマ州の出身で、きつい深南部の言葉です。「ファンキー」とは言わず、「フォンキー、フォンキー」と言っていたのでビックリしました。

「名前をつけてください」と言われたフレッドは、返事に困ってとてもイヤがっているのが見てとれました。脇のRodney Jonesさんが「〝J.B.'s〟というのはどうや」といいました。僕らが「は?」という顔をしていると、「〝The Japanese Band〟や」とおっしゃいました。
 この、面白いのかくだらないのか今だに判別できない小ネタを披露するのはほぼ初めてです。そして「お前ら、2ndステージも観たいやろ?」といって無料で次のステージまで居残らせてくれました。その帰り路、友人のN(アルトサックス)やT(トロンボーン)たちと豊中市服部駅前でラーメンをすすりながら「絶対、バンドを結成しような!」と語り合いました。これが19歳でした。

 そこから20年経ちました、、、。まさか「オーサカ=モノレール」が20年を超えるとは思っていませんでした。メンバーもいろいろな変遷がありましたが、いまのラインアップも、半数以上が10年近く在籍していて年季者ばかりです。メンバーが頑張ってくれているからこそオーサカ=モノレールは続いています。20年間のあいだに、日本のたくさんの場所に行かせてもらいました。ヨーロッパは7回も行きました。今年はもう一度ヨーロッパに遠征して、さらに7月には初の北米ツアー(カナダ)に挑戦です。
 若気のいたりで、バンドの目標として「年間ライブ400本」というのを掲げましたが、まだ実現できていません。しかし今春のヨーロッパ遠征では、30日間でライブを24本やったので、そろそろ許してほしい気もする、、、。自分でたてた目標やけど。

 今年はまだまだありますが、20周年記念シリーズ第一弾として下記のライブを行います! なにとぞ今後ともオーサカ=モノレールを応援ください! それでは会場でお会いしましょう!

5/25(金) 横浜 Club Lizard  w/Mountain Mocha Kilimanjaro 他
5/26(土) 名古屋 "OILY"  w/Mountain Mocha Kilimanjaro 他
6/01(金) 熊本 Django..........20周年記念ワンマンライブ!
6/02(土) 福岡 Rooms..........20周年記念ワンマンライブ!
6/03(日) 大分県日田市 春香苑ビル..........w/BOGEY 他
6/09(土) 広島 横川シネマ..........20周年記念ワンマンライブ!
6/10(日) 大阪梅田シャングリラ...........スペシャル2セットライブ! DJs: 黒田大介/DJ PINCH/TAIZO他
6/29〜7/22 北米&ヨーロッパ(全15公演予定)

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SEARCHING

 
音楽と関係ある度: ★★★★★





金曜日の、久しぶりのSEARCHINGは凄いです...。ドイツはミュンヘンのFUNKバンド、あの「Poets Of Rhythm」の中心人物・J. J. WhitefieldがゲストDJです!
 Poets Of Rhythmそのものが日本ではあまり知られていないかも。この人達こそ、世界でも最もスゴいバンドだと僕は考えている。すくなくともこの「ヨーロッパFUNK界隈」では一番凄い。QuanticさえもSharon Jonesさえも、誰も追いつけない。(Quanticは方向性が近いようだけど。)ファーストアルバムでは、なんといっても、Deep Funkムーヴメントなるものがやってくる10年も前に、Deep Funkを終わらせていた。アルバム「Earthology / Whitefield Brothers」は、発売されてからすでに数年経つがいまだに衝撃的。このアルバムのレベルに到達できるアーティスト/アルバムは、当面のあいだ出てこないと思う。僕は新しいレコードをたくさんチェックするようなタイプではないから、知らないだけかも知れない。でもやっぱりそう思う。
 ここ数年は、僕らがミュンヘンに行くときにはDJをやって迎えてくれたりしている。ミュンヘンの人としゃべると彼のことは誰でも知っているので、地元の音楽界ではちょっとした顔のようだ。そんなあたりもとても憎い。
 「常に10年先を行く秀才」。僕は彼のことをそう考えている。いや「天才」といってもいいのかも。ミュージシャンで10年先を行くのは相当なタマだ。そんな彼がDJとしてSEARCHINGに登場。もちろんバンドでの来日が望まれるが、そう容易でもないだろうから、ひとまずはDJプレイを目撃したい。

 ゲストもう一組。いま日本一にキテるバンド「Bugs Group」がついに登場! これはいま一番カッコいいので、お願いですから騙されたと思って観てください。いま大プッシュ中です。

 オーサカ=モノレールも参戦。そういうことで、「Youtubeとかでは何もわからんのじゃあ~!」というようなイベントになるはずですから、新しくなった下北沢のGARDENで、金曜日オールナイトにてお待ちしております。

インビジネス/クラブエイジア 最終回

 
音楽と関係ある度:★★★★☆


すでにお伝えしていたように、今週末で「インビジネス」が、クラブエイジアでの回としては最終回となります。早いもので5年半にわたりご愛顧いただきましたが、第一章は幕をとじることになります。
 思えば、スタートした2006年は、僕にとっては慌ただしい1年でした。マーヴァホイットニーの初来日、お世話になったレーベル/事務所から離れ、レコード会社も事務所も移りアルバム2枚リリース、その他のリリースが3枚ありましたし、初のヨーロッパ遠征もこの年でした。そんななか、クラブエイジアというピッタリの場所とタッグを組むことになり、「新しいFUNKの地平線を開拓しよう!」(僕個人の思い入れとしては、そういう感じ)ということでスタートしたのがインビジネス。黒田先輩と渋谷のマクドナルドでイベント名を考えたのが懐かしい。
 DJ JIN、MURO、DAISUKE KURODAと我々が一階を受け持ち、現ULTIMATE 4THのみんなが合流してくれました。D.L、BLACK BELT JONES D.C.がさらに合流。そうして、しばらく時間が経ちました。時代が進むのは早いものですねえ、、。パーティーも音楽も、なにかしら変化していかんとあきません。このへんで次に行ってみましょう!
 インビジネスに足しげく通ってくださった皆さん、ありがとうございました! クラブエイジアのスタッフのみなさん、ありがとうございました! さて、次はどういう風にやりましょうかあああ?!?! ご期待ください!




まもなくヨーロッパ

 
ヨーロッパへの出発日は3/29、帰国日は4/30と決まりました。
いまのところ、ヨーロッパ滞在が32日間、ライブは決定済が24本です。

今回の新しい都市は、ベルギー、スイス、イタリアなどは初めての国となります。(イタリアは、前にサルディニア島に行ったけど。)

いろいろありますが、「バルティック・ソウル・ウィークエンダー」という「ソウル祭り」がありまして、とても楽しみです。古いアメリカの音楽を愛好する人が多いヨーロッパならではですね。リオン・ウェア、アン・セクストン、シュープリームスなども出演するそうです。
それから、「ホルムファース・ファンク・フェスティバル」というのが、イギリスの北のほう、マンチェスターから車で1―2時間のところで開催されます。ちょっと奇妙なかんじもするフェスで興味津々であります。それほど大規模なフェスではないでしょうが楽しいものになると思う。なんとまあサー・ジョー・クォーターマンも出演します。

ホームページの写真すこし更新されました。写真はコガツネオ氏です。とても深みがあってカッコいいテイストをだしてくれるフォトグラファーです。
http://fotologue.jp/t-world/

6-7月には、ヨーロッパのフェス廻りと、人生初の北米ツアーです。詳細は書けないのですが、すでにカナダの大型フェスティバルに出演が決まっています。

今年は中規模のツアーでヨーロッパへ3回も行く事になりそうです。
春が来るまでにバンドを仕上げる必要があります。




Photo courtesy of Nu Popes.

NHK-FM『ライブビート』

 
音楽と関係ある度:★★★★☆

オーサカ=モノレールが、NHK-FMラジオ「ライブビート」に出演することになりました。
ご存知の方も多いと思いますが、公開録音でライブをやって、できるかぎり編集なしで放送するというコンセプトの音楽番組です。

3/13(火)にNHKふれあいホール(NHKホールの真横)にて行われる公開録音ライブにぜひお越し下さい!

入場無料。申し込み後、当選者のみとなります。
http://pid.nhk.or.jp/event/PPG0138622/index.html

オンエアは3/25(日)予定です。お楽しみに。



『ピアノ奏法の基礎』

 
音楽と関係ある度:★★★★★


『ピアノ奏法の基礎』 ジョセフ・レヴィーン 

2年前くらいに読みました。これからも繰り返し読みたい。

「人生かわった」という本。

こういう凄い本に、もっと早くに出会っておきたかった。

でも昔に読んだとしても、意味は半分も解らなかったかもしれない。

(いまも、半分くらいしか解っていないのだろうが。)



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スーツ

 







音楽と関係ある度:★★★★☆

新しいスーツが届きました。嬉しい!
今回は「緑色」ということでお願いしました。大満足の出来映えです。
いつもお願いしている大阪南船場のBespoke Tailor DMGさんです。

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